友人や親戚にバイクをタダで譲る場合には注意しなければいけないことがあります。
「親切にタダで譲ったのに逆に迷惑をかけられた」ということにもなりかねません。
友人や親族との関係がこじれてしまわないために大事なことを3つご紹介します。
1. 名義を必ず変えること
バイクには「所有者」や「使用者」という名義が存在します。
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どちらも同じ人になっていることもよくありますが、特に気をつけてほしいのは「使用者」です。
バイクの税金は毎年1回、4月1日の時点で使用者欄に記載されている名義の人に支払い義務が生じます。
ですので、バイク本体を譲ったとしても、名義を変えていないと自分の元に税金の支払い通知が届きます。
もちろん支払い義務があるのは使用者欄に記載されている自分になります。
ですので、バイクをタダで譲ったときには必ず使用者(と所有者)名義を変更しましょう。
バイクは居住地の管轄陸運局、原付なら市役所で名義変更はできます。
2. 修理代をどちらが負担するかを決めておく
バイクを譲った後に、バッテリーが上がったり、ヘッドライトが切れてしまうこともあります。
この場合、修理代をどちらが出すのかを事前に決めておきましょう。
タダであげていますので、基本的には譲ってもらったほうが支払うべきですが、もしかすると催促されるかもしれません。
そんな事態になったら、タダであげているのに気分が悪いですよね。
「譲った後のバイクのメンテナンス費用は一切責任を持たない」と事前にルールで決めておきましょう。
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3. すぐに転売しても文句を言わない
有料でも無料でも、一旦バイクを譲ったなら、その後の扱いについては口出しすることはできません。
どのように扱っても友人や親戚の勝手です。
ただ、ひとつ気がかりになるのは譲った後にすぐに転売されてしまうことです。
タダであげたのに「友人がすぐにバイクを業者に売って10万円も稼いでいた」と分かれば、なんだか損をした気持ちになりますよね。
好意でタダであげたのに、相手は利益をとっていた…気分は最悪。
こればかりは、譲った側はどうしようもありません。
大事なことは、バイクを譲る前に「最低半年は売るな」と忠告しておくか、もしくは逆に「転売しようが何をしようが文句を言わない」と自分で決めておくことです。
そうすることで、友人や親族との関係が悪くなることはないでしょう。
本当にタダで譲っていいの?
バイクを買取業者で査定してもらう場合、よほどのことがない限り、買取金額が0円ということはありません。
事故車であってもパーツ取りで買取金額が付きます。
ですので、タダであげるというのは数万円~数十万円は捨てていると言っても過言ではありません。
「動かないから」「ボロボロだから」という理由だけで、勝手に「どうせ売っても値段はつかないだろう」と考えているなら、絶対に損します。
バイクの買取価格はスマホやパソコンがあれば、簡単に調べることができます。
タダで手放した後に後悔しないよう、まずは下記の一括査定サイトで相場を調べてみましょう。
タダで譲るかどうか決めるのはそれからでも遅くはありませんよ。