バイクに安心して乗るためには任意保険に加入することがおすすめです。
万が一の事故の場合にも、個人で大きな金銭負担をする必要がありませんので、今後の人生を棒に振らないようにぜひ加入しておきましょう。
自賠責保険は年間の保険料は一定ですが、任意保険は保険会社ごとに保険料が異なります。
バイクの任意保険について詳しく見ていきましょう。
250ccと400ccで保険料はどれぐらい違う?
任意保険の保険料は排気量によって異なる場合とそうでない場合があります。
排気量よりも「年齢条件」や「等級」のほうが保険料には大きく影響することが多いです。
250ccと400ccの年間の保険料金は数千円の違いが一般的です。
1万円も2万円も変わることはほとんどありません。
例えば、250ccが年間40,000円の保険料で、400ccが年間45,000円の保険料といった具合です。
※ベースとなる金額は年齢や等級、免許の色などにより異なります
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任意保険の値段の調べ方
一般的に任意保険の値段は、年齢条件や等級、免許の色などによって異なります。
さらに盗難保険の有無など、オプションをつけていくことで細かく変わってきますので、単純に各保険会社を比較することは難しい商品といえます。
同じ条件でそれぞれの保険会社の料金はいくらになるのか?
これを調べるためには、任意保険の一括見積り(無料)などの利用がおすすめです。
同じ条件で各保険会社からの保険料の見積りがもらえますので、その中で一番お得な保険会社を選べば損をすることはなくなるでしょう。
任意保険加入時に必要なものは?
任意保険の加入時には以下の3点セットを準備しておきましょう。
車検証
車検証は加入手続きに必要ですので用意しておきましょう。
※車検証のない、~125ccの原付は「標識交付証」、126~250ccバイクは「軽自動車届出済証」を用意しましょう
免許証
免許証は身分証明書と、免許の色の確認の2つの目的のために必要です。
免許の色に関係のない契約内容になる場合は、健康保険証などの身分証明書でも構いません
印鑑
契約書に印鑑を押しますので必要になります。
保険料を一括支払いするのであれば認め印でもかまいませんが、口座振替で毎月支払う場合は「銀行印」が必要になります。
任意保険はいつ入るべき?期間はいつから?
任意保険は事故が起こってから加入することはできませんので、初めてバイクに乗る日までに契約を済ませておきましょう。
任意保険は、加入した日から補償が有効になりますので、当日から安心してバイクに乗ることができます。
保険会社と直接契約することもできますし、バイク販売店が保険会社の代理店になっていれば、バイクの納車日に契約をすることができます。
任意保険に未加入/入らないは危険?
「自賠責保険に加入しているから任意保険はいいや」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自賠責保険は任意保険と違い、補償内容が限られています。
関連記事:バイク任意保険の加入率
自賠責保険は「対人に関する補償のみ」と「補償額が無制限ではない」という特徴があります。
つまり、物を壊したときの補償は一切ないということです。事故により、車や建物を損壊させた場合には責任を負う範囲は全額自己負担しなければいけません。
数万円程度ならなんとかなりますが、何百万の賠償ということもよくあります。
さらに対人補償が無制限ではないというのも大きな違いです。
万が一、事故により他人を死亡、または怪我をさせてしまった場合、入院費、治療費、慰謝料、葬儀費など費用は上限なく増える可能性があります。
働き盛りの人が相手であれば何千万という賠償を求められる場合もあります。
その中で自賠責保険が保障してくれるのは最高でも三千万円までです。
それを超えた場合は責任を負う範囲で全額自己負担です。
このようなことになった場合、自賠責保険しか入っていなければ人生を棒に振る可能性大です。
そうならないためにも、バイクに乗る方はぜひ任意保険に加入しておきましょう。
盗難保険は必要か?
バイクの任意保険で盗難保険を付けるべきかどうか悩む場合もあると思います。
バイクの盗難保険はオプション項目になることがほとんどで、何もしなければ任意保険には付いていません。
私がバイク屋で勤務していた頃の経験でいうと、盗難保険に入るかどうかは、購入したバイクの値段が高いかどうかで決められる方が多かったです。
盗難保険に入るパターンで多かったのは、新車で購入された場合です。
新車で購入した年は盗難時に80%程度が保険で負担されますが、それから何年も経過していくと徐々にバイクの評価額も低くなっていくため、仮に盗難保険が適用されても同等のバイクを購入できるほど保険が支払われないこともあります。
ですので、新車(または値段の高い中古車)を買った初年度ぐらいは入っていてもいいと思いますが、二年目以降は保険が適用される金額もがくっと下がることが多いので、見直してみてもよいでしょう。
もちろん、盗難が多い地域に住んでいる場合は安心のために二年目以降も入っておくほうがよいと思います。