「友人にバイクに貸すんだけど、何か気をつけることあるの?」
マンガやCDを貸すのとは違い、バイクを貸す場合には法律や責任に関わるトラブルにつながるリスクがあります。
親切で貸してあげたのに逆に迷惑をかけられてしまうという可能性もあります。
友人にバイクを貸す場合に気をつけておくことを事前に知っておきましょう。
盗難や事故の責任について
バイクは常に事故や盗難と隣り合わせです。
貸している間に交通事故を起こしたり、盗難の被害に会う可能性もゼロではありません。
友人が事故を起こした場合、任意保険の賠償金が支払われるかどうか、保険条件を必ずチェックしておきましょう。
任意保険の条件が「家族限定」や「年齢条件あり」になっている場合は注意が必要です。
任意保険が適用されないと、その友人は多額の賠償金を自腹で払わなくてはいけなくなる可能性があります。
なお、任意保険に加入していない場合、自賠責保険だけでは転倒などの自損事故に関する補償はありませんので、友人がバイクを傷つけたり壊しても保険金は支払われません。
関連記事:盗まれてからでは遅い!バイク盗難防止の3つの対策と盗難保険
駐車違反時の責任について
友人に貸したバイクで駐車違反をされてしまった場合、所有者に影響があります。
友人が警察署に出頭して反則金を支払ってくれれば問題ありませんが、支払わなければ所有者である自分のところに督促状が届きます。
警察は友人が駐車違反をしたかどうかは特定できませんので、最終的な支払いの責任は貸した所有者に来ることを知っておきましょう。
バイクを借りる場合は責任を持って乗る
バイクを借りる場合、所有者は自分を信頼して貸してくれていることを意識しておきましょう。
事故を起こせば所有者にも大変な迷惑がかかりますし、盗難の被害に会ってしまうと賠償責任にもつながります。
安全運転で乗ることや、人気の少ないところに停めないように心がけるなど、事故やトラブルを未然に防ぐ努力をしましょう。