400cc以上の中古バイクを買うときに気になるのが、車検の残り期間ですよね。
バイクの車検有効期間は、最長で24ヵ月(2年)ですが、バイク屋に並んでいる中古バイクは、ほとんどが車検残り0日~1年前後となっています。
車検残り0日のバイクは、購入時に車検を通して24ヵ月になった状態で乗りますので、特に悩むことはないでしょう。
多くの方が悩むのは、車検の残り期間が1年前後の中古バイクです。
そのまま乗るか、車検を取り直すかは、購入者の判断に任されることも多いです。
残り期間が1年前後のバイクは、そのまま購入するほうがいいのか?それとも、車検を取り直してもらうほうがいいのか?
早速、ご説明していきます。
車検を取り直した場合の費用は?
中古バイクを買うときは、車検を新たに取り直すよりも、車検が残っている状態で買うほうが「契約時に」支払うお金は少ないです。
ただ、車検の残り期間が少ない状態で購入すれば次の車検が来るまでが早いですから、いずれはお金が必要になるという見方をすれば大きな違いはないかもしれません。
ですが、なにはともあれ買うときには余計な出費がいらないというのは大きなメリットです。
では、どんな費用が変わってくるのか?について以下にまとめました。
残りそのまま (例:12ヵ月) |
新たに取り直し (24ヵ月) |
|
---|---|---|
重量税 | なし |
3,800~5,000円 |
自賠責保険 | 8,290円 (12ヵ月の場合) |
11,780円 (25ヵ月分) |
印紙代 | なし | 1,700円 |
車検手数料 | なし | 数千円 (店ごとに異なる) |
合計 | 8,290円 (12ヵ月の場合) |
20,000円前後 |
上記の例のように、車検残り12ヵ月のバイクと新たに取り直すバイクでは、1万円前後は出費が変わると思ってよいでしょう。
また、次のバイクに12ヵ月以内に乗り換えたり、売却する可能性があれば、なおさら、残りそのままで購入したほうがお得です。
車検の残り期間は、バイクを売却するときのプラス査定には特になりませんので。
関連記事:車検切れバイクを売るときの注意点
買うときに出費を減らしたいなら車検残り1年でも十分
バイクを買うときは、まとまった大きなお金を出費しますよね。
一括払いなら、数十万円も支払うことになりますので、できるだけ買うときに余計なお金は使いたくないという方も多いでしょう。
車検が残ったまま購入すれば1万円前後も出費を減らせます。
「できるだけ安く買いたい!」と思っている方は、12ヵ月の残り期間でも十分だといえます。
その1年の間に次の車検費用をゆっくり貯金していきましょう。
継続車検の費用については「バイクの車検費用は平均いくら?車検に必要なものは?」をご覧ください。
予算に余裕があるなら新規2年の車検取り直しがオススメ
バイクを買うときの予算に余裕がある場合は、新規で2年取り直ししてもらうほうがオススメです。
先でも述べましたが、車検残り期間が少ないと次の車検までが早いですから、また出費をしなければいけません。
バイクを買うための予算はそこそこあるという場合は、買うときに新規2年で取り直して、しばらく車検を気にしなくていいようにするほうが、よりバイクを楽しめるでしょう。
新規2年ならナンバーも自賠責証書も新しくなる
車検を取り直すときのメリットとして
- ナンバープレートが新しくなる
- 自賠責証書の名義も自分になる
ということが挙げられます。
車検が残ったままのバイクを購入した場合、手続きとしては名義変更の扱いになります。
ですので、前の所有者の名残りがどうしても出てきます。
ナンバープレートは前の所有者のときと同じままですし、自賠責保険の加入者名義も前の所有者(※)です。
(※)保険会社によっては名義変更してくれることもありますが、基本的にはそのままです。理由は、誰が加入したかは関係なく、バイクに保険がかけられているかが分かれば問題ない制度だからです。
「自分だけのバイク」であることを意識したい方には、新規2年取り直しがオススメです。